道草ノスゝメ

ゲームの記録

【龍が如く7】クリア後の雑感

昨年11月に、にわかにハマった『龍が如く』。病気で実家に戻らなければ一生出会わなかったことを考えると、『龍が如く』を遊ぶために癌になったのかも、とこじつけかもしれませんが思わざるを得ないところであります。

現時点で、スピンオフ作品を除きナンバリング(0~7)は全てプレイ済みとなりました。最新作(といっても発売から半年以上経っていますが)も体験版の時はあまり期待せずやっていたものの、いざ製品版を始めたら、クリア直後はいろんな想いが錯綜してしばらく呆然としてしまいました。

1周目はまっさらな状態ということもあり、まず巧みなストーリーに驚かされました。さらに、登場人物それぞれの背景の深さにじんわりし、敵が味方に、味方が敵に、と着地点が全く見えない展開で、ワクワク・ハラハラが止まりませんでした。

終わってみれば、シリーズ中では『龍が如く0』に勝るとも劣らない傑作だったという想いしかなく、すっかり春日さんに魅了されました。

 

セーブしたその足でクリアデータを引き継ぎ、そのまま2周目に突入しましたが、全ての事情を把握した上でのプレイは、1周目とはまた違った印象を持ちました。

序盤からもう既に半泣きです。春日さんが親っさんと語り合う場面は、本人たちも真実を知らないことを思うと複雑な気分になりました。


実は〇〇な2人……

 

やり残したこともかなりあり、一度に消化してしまうのももったいないので、まずはジョブのレベル上げでもするか、と4人同時ジョブなどということもやってみました。
春日さんが赤で固定されているので、ナンバさん・足立さん・趙さんの3人でパーティーを作ると、ダンサーは原色カラーでなかなかきれいな絵面になりました。

余談になりますが、男性陣は何故その人がその色なのかを推測してみました。

  • 春日: ⇒ 情熱・勇気(勇者なので)
  • 足立: ⇒ 冷静・知性(元刑事)
  • ナンバ: ⇒ 健康・自然(元看護師)
  • ハン・ジュンギ: ⇒ 地味・曖昧(隠密コミジュル)
  • 趙: ⇒ 陽気・注意(軽い、読めない)

EX-HARDでジョブ経験値UPのアクセサリーを付けるとさくさく上がりますが、男性陣は同職にするとアクセサリーが最低4つ必要(春日さんは「龍魚の手ぬぐい」を装備)になるので、職は適宜分担してアクセ2つ装備の方が効率はいいかもしれません。
(などと考えている時点で作業ゲーに……)

レベル上げはダンジョンのはぐれホームレスでも稼げますが、辿り着くのが結構面倒なのと攻撃途中ではぐれホームレスが逃げてしまうこともあるので、私はフィールドかバトルアリーナを周回していました。
フィールドは沸きポイントがいくつかありますが、朝焼け通りのバイトヒーロー.com付近のマンホールの蓋の近くで立っていると、バトル終了直後に間髪入れずに沸くことが多かったです。

 

ジョブ訓練(?)を切り上げ、適当なところで本編に戻ると、あらためて今作には心打つシーンが多いなあ、と感じます。

春日さんの演説に人となりが表れています。複雑な環境で育ってきたからこそなのか、はたまた親っさんに出会ったせいなのか。

「人の為の法律」……いろいろ考えさせられる言葉です。
もし自分がこの地区の有権者だったら、間違いなく春日さんに1票投じるでしょう。

このシーンでは、『龍が如く0のビリケンさんが毘沙門橋の上で真島の兄さんに語っていた台詞が脳裏をよぎりました。

外道に生まれついた人間には、外道にしかできん役割があんのや

悪事を働いても法で裁かれない人間がいる。今作では足立さんの目的がまさにこれでした。『龍が如く4』のラストを彷彿とさせる締め方でした。

 

本編は結構重いシーンが多いので、カメラアプリのイヌデコで気分転換。撮影だけで何時間でも遊んでいられる気がします。


約1名、イッヌ装備忘れてます……

イッヌで癒されて本編に戻ると、やはり涙なしでは進みません。
このあたりまで来ると頭に『龍8』がよぎり、謎の組織謎の力で親っさんも若も復活するのではないかという妄想が沸いてきました。
墓も骨壺も出ていないキャラは復活するとか何とか……。サバイバーのマスターのような例もありますしね。

 

そして『龍7』で唯一の不満点。
ソンヒ姐さんをパーティーに加えて欲しかった!

DLCでコミジュル単独のエピソードとか作って欲しいくらいです。
姐さんとハン・ジュンギの出会いがとても気になります。

 

セーブデータは最後のバトルをHARDにしてトロフィーを獲得しました。プレイ中に難易度を変更出来る仕様に優しさを感じました。

 

3周目はどうしましょうか……
EX-HARDのトロフィーは後回しにして、セーブデータを使わず初心に帰ってどん底から始めるのも悪くないかも。
脳内セーブデータを削除して、またストーリーを楽しみたい!
と思わせてくれる作品でした。