『龍が如く』シリーズ1作目が出たのは2005年12月。
『シェンムー』に似た極道/アクションゲーム、という認識しかなく、たまに流れるテレビCMを目にしても、全く惹かれることはありませんでした。
当時は同時期に『シルクロードオンライン』が公開され、中国文化が好きなこともあって自然とそちら方面に関心が向き、2年ほど遊びました。
『シェンムー』も敵役が藍帝ではなく、別の国の人だったらプレイしていなかったかもしれません。
現在、大変な状況になっている香港ですが、返還前には頻繁に訪れたり、返還当時は広州に住んでいたこともあり、自分にとっては第二の故郷のような場所でもあります。
初めてクリアした時は
え? ここで……終わるの?
シェンファ……に会えるのいつ?
と、香港行きの船を哀しく見送った記憶があります。
何かと比較される2作品。
『龍が如く』は新作が出るたびにテレビCMが流れて話題になり、片や『シェンムー』は洞窟に入ったまま18年。
そしてほぼ諦めていた『シェンムーⅢ』の発売!
そして何故かこのタイミング。発売から14年越しで『龍が如く』にハマる自分。
きっかけはこれ。
実家(病気を機に戻った)で掃除をしていたら発掘されたものです。
天井の蛍光灯が写っていますがご容赦を。
ケースとは別にむき出しのままダンボール箱の中に放置されていて、ディスクはかなり傷だらけ。持ち主(家族)は買ったことすら忘れているのが一目瞭然です。
恐らく今後二度と遊んでもらえる機会はないでしょう。かわいそうですが処分することにしました。
しかしゲームが好きな人間にとっては、たとえ遊んだことがない作品でもそのままゴミ箱に廃棄するには抵抗がありました。
そこで、よく利用している中古品買取業者さんに引き取ってもらうことにしました。
傷がひどいので、正直読み込んでくれないだろうと思っていました。
動作確認のため、久し振りにPS2を引っ張り出して動かしたのが始まりです。
幸いデータは読み込まれ、オープニングを少し見て止めるつもりが、結局最後まで遊んでしまい……
大ヒットする理由が分かったような気がする……!
衝撃でした。
こんな面白いゲームを知らずに過ごしてきたとは……何ともったいない!
シリーズ1作目の余韻を残しつつ、2作目も続けてプレイしてすっかりハマったので、2のクリア後はPS4で『極』(ダウンロード版)を買ってしまいました。
本当に何でこのタイミング?
こじつけかもしれませんが、病気で実家に戻ってきたのは『龍が如く』と出会うためだったのかも、と思わずにはいられませんでした。
『シェンムーⅢ』はしばらくおあずけ状態となり、『龍が如く』沼に両足を突っ込む日々が始まりました。
(PS2のパッケージ版は愛着沸いたので結局売らずに手元に残しました)
リメイク(極)でパッケージデザインが変わってしまいましたが、個人的にはオリジナルの方が好みです。